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Vol.60 2007年12月 |
いよいよ冬がやって来た感じで寒い日が続きますが、いかがお過しですか。 今年はもうインフルエンザが流行している地域もあるようで、感染しないようにしたいものです。 この時期に風邪やインフルエンザになっても休んでいられないので・・・。 本当は予防接種をしたほうが良いのは分かっているのですが、面倒くさいと言うか何でもない時になかなか注射出来ないものです。 (実は、注射嫌いなだけ・・・。) 今月の「ラ・パレット通信」はなんと「VOL.60」です。 自分でも60回も書いた事にビックリです。 なにより下手な文章にも関わらず、読んで頂いている皆様に感謝です。 いつから書いているのだろう?と調べてみると、創刊号は2001年の7月でした。 「6年以上前なのに60号?」と思われた方は頭の回転が速いですね。 当初は2〜3ヶ月に一回の発行でしたし、毎月発行するようになってからも忙しくてどうしても書けない月はお休みした事があったからです。 そんな訳でほぼ毎月発行の「ラ・パレット通信」をこれからもよろしくお願い致します。 (今月もなかなか書く時間が無くて遅くなってしまいました。チョット良い訳。) 先月の「ラ・パレット通信」でお願い致しました「クリスマスケーキの早期ご予約特典。」「可愛いクリスマスケーキプレート」のプレゼントは12月16日(日)までです。 是非とも早めのご予約をお願い致します。 テレビで紹介されます。 北陸放送の「ごちそうフライデー」と言う番組の「レオの食場訪問」のコーナーにラ・パレットが登場です。 皆さんは見た事がありますか? 金曜日の夕方4時54分から放送してる番組らしいですが、さすがにその時間の番組は見た事がありませんでした。 お店の紹介と商品を撮るくらいだろうと思い軽い気持ちで取材に応じました。 今「ラ・パレット通信」を書いている時点では、どのような内容の撮影になるか連絡が来ていませんので分かりませんが、なんか時間がかかりそうな感じで、忙しい時なので大変そうです。 取材は12月13日の予定でアナウンサーの松村玲郎さんが来るそうで、肝心の放送は12月21日金曜日の夕方4時54分です。 皆様是非ご覧下さい。 ラ・パレットの普段は見れない一面が見れるかも知れません。 お楽しみに! 今月の「Clubism」のパーティーの特集に、パーティーを盛り上げるケーキと言う事でラ・パレットのフォトデコレーションケーキが紹介されました。 フォトデコレーションケーキは、ケーキの美味しさだけでなく画像の加工や各種の修正、トリミング、文字の色や配置などコンピュータでの処理も出来栄えに影響するので、普通にケーキを作るのとは違うスキルも必要となってきます。 (画像の合成や切り抜きなど一部別途料金が発生致します。) 機械好きなケーキ屋さんの利点が、意外なところで発揮されているんです。 (^.^) これまでも口コミで多くのお客様に喜んで頂いておりました。 今回初めてフォトデコレーションケーキがメディアに紹介されより多くのお客様に喜んで頂けるようになると嬉しいです。 (12月21日から25日まではデコレーションケーキはクリスマスケーキのみでフォトデコレーションなど通常のデコレーションケーキはお休みさせて頂きます。何卒ご了承下さい。) もう一つ、先月の「金澤」の今月のお誕生日のページに私の写真が載っていました。 密かに人気のコーナーらしいです。 ご覧になられた方はいらっしゃいますか? 何人かに「金澤見たよ。」と言われました。 ケーキやお店の紹介とかじゃなく写真がでるのは少し恥ずかしいですね。(なので先月号の紹介でした。) 新商品 12月20日発売の「金澤」の別冊「手みあげ帖」に新商品が掲載されます。 名前は「いちじくショコラ」。 名前のまんま、ショコラの焼菓子にいちじくが入っています。 ショコラの生地は発酵バターや卵黄、ヴァローナのショコラと生クリーム、アーモンドやはちみつなどを使ったとってもリッチなラ・パレットのスペシャルなマドレーヌ生地に、ドライの無花果を赤ワインのシロップで戻して中に入れました。 しっとりとしたショコラの生地に無花果の粒々の食感が楽しめます。 クリアケースに5個入りでお値段は1,050円です。 オシャレなパッケージで、チョットした手みあげにお薦めです。 素材にこだわっている為かなり原価が高くなってしまいましたが、皆様にご利用して頂きやすいよう当面はこの価格でご提供させて頂きますのでよろしくお願い致します。 発売は12月20日からになります。 おせち ラ・パレットではこれからクリスマスから年末と忙しく、気が付くとお正月になっているように思います。 で、元旦だけですがホッとひと息って感じで少しゆっくり出来ます。 アバンセさんのおせちを食べながらワインを楽しむのが毎年恒例の事になっています。 私たちの場合お休みは元旦だけで、そんなにゆっくりと言う訳ではありません。 美味しいおせちとワイン、少しリッチな気分で過すお正月です。 2日から営業して、皆様には美味しいケーキも楽しんで頂きたいですから。 何年か前にもご紹介致しましたが、アバンセさんとおせちのご紹介を。 有松のフレンチレストランでオーナーシェフの広瀬氏とは友人なんです。 レストランの洋風おせちはいかがですか? ラ・パレットのお客様には特別に千円値引きしてくれるそうです。 ちなみにおせちの価格は二段重が28,000円で一段重が15,000円です。 詳しい内容等はパンフレットが有りますので、気になった方はラ・パレットまでお越し下さい。 ご予約、お渡しも当店にて承ります。 ご予約は12月25日までラ・パレットでのお渡しは12月31日11時頃から17時迄になります。 |
Vol.59 2007年11月 |
早いもので今年も後2ヶ月になって、ラ・パレットでは「もうすぐクリスマス」って感じです。 先日新聞に折り込まれていたスーパーのチラシの隅っこにも「クリスマスケーキ、ご予約承ります。」の文字が。 ラ・パレットも早くしなくちゃ。 と言う訳で、少し早いですがクリスマスケーキのパンフレットを同封させて頂きました。 ラ・パレットも「クリスマスケーキ、ご予約承ります。」 皆様の楽しいクリスマスを「ラ・パレットのクリスマスケーキ」が、より楽しくするお手伝いが出来る事を願っております。 ラ・パレットではクリスマスケーキをご予約頂いたデータをパソコンに入力して製造数などを管理していますがクリスマス間際になると、これが大変だったりしますし、材料の手配等もあり「早めにご予約頂けると嬉しいな〜。」と思いまして。 今年は早期ご予約特典もご用意致しました。 12月16日(日)までにご予約頂いたお客様に「可愛いクリスマスケーキプレート」(個人的には、なかなか可愛いんじゃないかなと思います。可愛さには個人差があるかも知れませんが・・・。)をクリスマスケーキ一個につき一枚、プレゼント致します。 是非とも早めのご予約をお願い致します。 バターが無〜い!! 以前も少しお伝えしましたが、バター不足がけっこう深刻な状況になって来ているようです。 先日、知り合いのレストランへ行った時に「津田さんの所、バター大丈夫ですか?」とか、ラ・パレットがバターを仕入れていない問屋さんも「バター、どうですか?」って会話になるくらいけっこう深刻です。 聞いたところでは、スーパーでもバターが品薄で、10個とかまとめ買いしていく食べ物屋さんと思われるお客さんもいるらしいですし、ケーキ屋さんの中にはマーガリンで代用しているお店も出てきているようです。 現在の所、ラ・パレットではいつもバターを納めて頂いている問屋さんからは前年納品分は確保して頂いています。 不足分はいつもはバターを仕入れていない問屋さんから無理を言って分けて頂いております。 こういう時に助けて頂けてほんとうに感謝です。 これからの季節は、クリスマスなどバターの使用量が増えるので少し心配です。 新製品のお知らせ。 今回は2種類ご紹介致します。 一品目は「栗プリン」です。 フランスの有名な栗の産地、コロブリエール産の栗を使ったフランス産マロンクリームを使い、なめらかなプリンに仕立てました。 全体的に優しいあじわいになっています。 表面にはヴァローナのショコラで作ったチョコレートソースを流し、渋皮付きの栗とクルミをあしらいました。 空いた器は湯飲みとしてもご利用頂ける、シックな陶器の器も人気です。 二品目は「五郎島金時のタルト」です。 香ばしく焼き上げたクルミのタルトの上に、たっぷりの五郎島金時のクリームと、可愛い生クリームをのせて仕上げました。 五郎島金時のクリームの中にはごまのブランマンジェとショコラのクリームが隠れています。 色々の素材や生地、クリームを使った、手の込んだ仕上げですが全体の調和が取れた美味しさです。 昨年好評を頂いておりました「五郎島金時のミルフィーユ」が今年も登場致しました。 作る予定は無かったのですが、何人かのお客様から「今年は五郎島金時のミルフィーユは作らないの?」との声があり、登場する事になりました。 ラ・パレット秋冬の定番となれるかは、今年の人気次第・・・? 「毎年、食べたい」と言う五郎島金時のミルフィーユのファンの方は応援して下さい。 実は先月の「ラ・パレット通信」では間に合わなくてお伝え出来なくて、こっそり新製品があったのです。 その名は「ハロウィン」。 なので10月31日で終わってしまいました。 m(__)m 来年もハロウィン限定の08’バージョンを作りたいと思いますので、よろしくお願い致します。 最近値上りが 最近本当に値上げのニュースをよく耳にしますね。 パンやカップラーメンにパスタ、みそやマヨネーズ、カレールー、ビール、お菓子、ガソリンや灯油、ティッシュなどもうきりがないです。 ラ・パレットでよく使っている材料を輸入している2つの商社の取り扱い商品の多くが値上りしてしまい、「えー!」って感じです。 ここ何年かの間に色々な原材料や包装資材が順番に少しづつ、物によっては何度か値上りして、気が付くと結構高くなっていたりします。 ラ・パレットではお客様には出来るだけ買い易いようにと思い価格設定をしていますが、価格の高い材料を多く使っていて、もともと原価が高いので、商品の値段も少し考えないといけない時期に来ているように思います。 すぐにと言う訳ではございませんが、何卒ご了承頂けますようお願い申し上げます。 偽装問題 食品の偽装などの問題が後を絶ちませんが、何とか地鶏がただのブロイラーとかは完全にお客様を騙していて許される事ではありません。 でも「程度の差こそあれ、ある程度はそんな業者も有るんだろうなー。」ってのが正直な感想です。(でも呆れるほどひどい所もありますね。) 以前食べたケーキでも「○○の○○○○○」とうたっていましたが、「どこがやねん!」と言いたくなる物もありましたし。 先ほども「コロブリエール産の栗を使ったフランス産マロンクリーム・・・」と皆様にご紹介しましたが、これが本当にコロブリエール産のマロンなのかは、収穫から製造までを現地で確認してきた訳ではないので、信用するしか方法がなかったりします。 すごく沢山の種類の材料を使っていますのですべてを調べる事は難しいく、結局は自分が信頼出来ると思う物を使うしかないのかなと考えています。 |
Vol.58 2007年10月 |
朝夕はだいぶ涼しくなり、日中もようやく過しやすくなってきて、いよいよ「食欲の秋」本番ですね!? 「何か美味しい物が食べたいな〜。」って時には、ラ・パレットのケーキなんか如何でしょう。 (^.^) クリスマスケーキ 9月28日にクリスマスケーキのパンフレット用の撮影が無事終わりました。 毎年、撮影が終わるまで7月の終わり頃から「クリスマスケーキ考えなきゃ。」と言う思いが頭の片隅にあって、何か落ち着きません。 とは言え、考えはじめるのは結局、毎年9月に入ってからなんですけど・・・。 今年もいつものカメラマンに撮影してもらいました。 出来上がったパンフレットは来月、皆様のお手元にお届けさせて頂きます。 お楽しみに! ![]() 撮影中のカメラマンの後ろ姿 鈴鹿サーキットへ行ってきました。 今回が初めての国際レーシングコース体験です。 普段は新潟県の間瀬サーキットや福井県のタカスサーキットなど、普通の人は知らないような所ですが、今回は皆さんF1(今年は富士でしたが2009年からは鈴鹿と富士の交互開催になるらしいです。)などのテレビで見ているメジャーなサーキットです。 (普通はコースなんか気にしないで観ていると思いますが、私の場合は走行ラインとか気にしながら観ています。) いつものミニサーキットとはスピードが違い少し不安もありましたが、初めて走る鈴鹿を楽しみにしていました。 ヨコハマタイヤ北陸販売さんが主催の走行会で北陸三県から120台が参加していました。 ピットに向かうゲートからピットに到着すると、さすがに立派なピットでここにF1も来ていたと思うとチョットした興奮です! キャリアカーに積まれたレーシングカーみたいなマシン何台もいるかと思えば、中には軽もいたりしますが速そうな車が沢山参加していました。 ![]() ![]() 早朝のピットとメインストレートから1コーナー方面 3クラスに分かれての走行で、私は2番目だったので最初のグループの走行をメインストレート脇(レースでサインボードを出している所)へ見に行くと、メチャメチャ速いです!(チョット不安に。) 次はすぐに私の走行なのでレーシングシューズとグローブ、ヘルメットを着けて用意をしました。(ドキドキです。) 1周目はセーフティーカー先導でコースやポストを確認します。(コースが広いです。) 一旦ピットロードに戻っていよいよ緊張のスタートです。 いざ走り出してしまうと、高速のコーナとかも思っていたほど恐怖感はなく結構楽しく走れました。 ストレートで200km/h超で高速コーナーだと百数十キロでのコーナリングです。(ちなみにスピードメータを確認する余裕はありませんでしたけど。) 走行台数が多かったのでほとんどクリアラップとれませんでしたが、タイムは初めてにしてはまあまあかななんて、感じでした。 ベストタイムは2'39.450で120台中28番目でした。 その日走行会で一番速いタイムは2'26.453で1番遅いタイムが3'35.929、ちなみにF1のコースレコードは1'28.954です。 恐るべし、F1! 興味のある方は今度、一緒にどうですか? 事件 朝、厨房へ行くと先に来ていた妻が「外の電気壊れてる。」と。 見てみると見えないはずのライトがぶら下がって窓の外に。 通りに面して壁のロゴを照らすライトが3つ付いている内のひとつが壁からとれ電線でぶら下がっていて、もう一つも触って見るとぐらぐらになっていました。 どうも故意に壊されているようでした。 「こういう場合は警察に言えばいいのかな?」「どうやろ?とりあえず電話してみる?」とか相談して、初めて110番に電話しました。 「どうされました。」と電話に出たのは、落ち着いた感じの年配の女性のようで意外な感じでした。 「店舗の外に付いているライトが壊れてるんですけど・・・。」など説明をすると 「警察官を向かわせますのでしばらくお待ち下さい。」との事でした。 しばらくすると制服の警察官が2人到着しました。 壊れているライトを見て、「故意に壊されてるようね。」とか言いながら無線で何か言っているようです。 いろいろ質問を受けていると、あと2人警察官が到着して、「写真撮りますので、ライトを指さして下さい。」と言われ両手で壊れているライトを一つづつ指さしてポーズを取ります。(少し恥ずかしい。) その後に指紋を採っていました。 終わると「ライト触った方全員の指紋を採らせて下さい。」と言われ、私と妻の指紋を順番に採ってようやく終了しました。 朝の忙しい時間なのに・・・。 誰が壊してん。ぷんぷん! 学習塾 ある日中2の長男が塾のパンフレットを出してきました。 「行きたいん?」 「うん」自分からそんな事を言うなんてビックリです。 数日後「塾はどうするん?」と言うと 「やっぱ行かん。」なんや結局行かんのか、普通は行くように言うだろうなと思いながらも「なんや行かんのか。」で終わりました。 それから1週間以上たって 「この前の塾のパンフレットは?」すると母が 「そんなんチラシのとこ入れたよ。」と古紙の中に入ってしまっていました。 その中から発掘して持っていっていましたが今のところまだ、行きたいとは言ってきません。 きっと行った方がいいと思っているのでしょうが、いざ行くとなると面倒くさいのか躊躇してしまうのでしょう。 我ながら、なんてのんきな両親でしょう? |
Vol.57 2007年9月 |
少しづつではありますが過しやすくなってきましたが皆様いかがお過しでしょうか。 夏休みも終わりお母様方は「ホッとひと息」といった感じでしょうか。 夏休み 8月に3連休をさせて頂き、子供達と東京ディズニーリゾート2日間と3日目は都内のケーキ屋さんを見てきました。 普段は何処へも連れていってあげられないので、夏休みくらいは行きたい所へ連れていってあげたいと思い、次男の裕弥が大好きなディズニーランドへ行ってきました。 夏休みのディズニーランドは混雑に加えて暑い中かなり歩くので、もう大変でした。 日頃の運動不足を実感してしまいます。 少しは体を動かさなければと思いますが、これがなかなか出来ないんです。(^_^;) ディズニーリゾートはお客様へのサービスがたいへん素晴らしく、「ラ・パレットも頑張らなければ!」と、あらためて思わせてくれます。 遊びに行ってもついそんな事を思ってしまいます。 今回行ったお店は、「イデミ スギノ」、「サダハル アオキ」、「ショコラドゥアーシュ」、「エコール クリオロ」と新宿・伊勢丹にある「ジャンポールエヴァン」と「ピエールエルメ」の6店です。 ケーキ好きな方なら一度は名前を聞いた事があるお店ばかりです。 一軒目の「イデミ スギノ」は以前、神戸・北野にお店がありましたが、5年ほど前に京橋に移転しました。 ケーキの種類は15種類ほどで、そのうち5種類ほどはサロンで食べるだけで、持ち帰りが出来ないケーキです。 しかも売り切れ。 持ち帰りが出来ないケーキがショーケースに並んでいるお店は初めて見ました。 サロンで食べていこうとしたら、満席で30分程待つ事になりました。 他にも何人も待っている人たちがいました。 オープン後30分でタイミングが悪かったようで、もう少し早く来れば良かったと後悔しました。 ちなみにケーキの値段は500円台後半でした。 都心部の有名店ケーキはこの位が平均的なようで、700円とかもあったりします。 700円だとラ・パレットのケーキが2個買えます。(使っている材料は変わらないのに・・・。) 私の場合は、買ったケーキは経費になりますが、そうでなかったら700円のケーキはチョット買えませんね。 2軒目の「サダハル アオキ」はパリが本店で日本進出して来た、珍しいお店です。 オープンの時は、かなり話題になっていました。 3軒目の「ショコラドゥアーシュ」は皆さんよくご存知の石川県出身の某有名パティシエのチョコレートショップです。 六本木ヒルズのけやき通りにあってお店もカッコいいです。 商品の企画力には感心させられます。 次に新宿・伊勢丹ヘ向かいました。 駐車場の車から金沢とは違います。(ほとんどが外車!) さっそく地下へ。 「ジャンポールエヴァン」にはサロンも併設されていましたがとりあえずブティックへ。 ところが子供達は飽きてきたようで、しょうがないのでジェラートを買って食べている間にもう一度「ジャンポールエヴァン」に戻り、その並びにある「ピエールエルメ」とでケーキを買いました。 最後に少し離れて豊島区の「エコール クリオロ」ヘ。 ここは住宅街にあり明るい感じのお店で、フランス人シェフはヴァローナジャポンにも在籍した事があります。 以前ヴァローナの講習会が金沢であった時に来ていました。 都心から少し離れるとケーキの値段も少し手頃になっています。 その後、疲れていたので少し早めに金沢へ。 新製品のお知らせ。 1つ目は「ゆず」です。 これは春の講習会でローラン ポワルヴェ氏が創っていたユズのケーキが美味しかったので、自分なりに少しアレンジした物です。 2種類のミルクチョコレートと柚子の香りが新しい美味しさになりました。 2つ目は「かぼちゃ」です。 かぼちゃの優しい風味を中に隠れたショコラとサクサクのフィアンティーヌ、ピスタチオのビスキュイが引き立てています。 その他秋らしいお菓子が登場予定です。 お楽しみに。 (普段の仕事に追われてなかなか試作が出来ないので、いつになるかは未定です。m(__)m) スタッフ募集中です。 スタッフ不足の為、結構たいへんです。 この「ラ・パレット通信」もようやく書く事が出来ました。 遅くなって、申し訳ございませんでした。 求人誌に出してみたりしていますが、世の中人手不足のようです。 「う〜ん、困った。」 |
Vol.56 2007年8月 |
7月は比較的すごしやすい日が多かったように思いますが、いよいよ夏本番!しかもいきなり35℃の猛暑ですが、皆様いかがお過しでしょうか。 我が家の子供達は長男は部活に次男は友達と遊んで夏休みを満喫しているようです。 親としては、「君たち、勉強もちゃんとしてるのかい?」と思ってしまいます。 夏休みとかしかみんなで出掛ける事が出来ないので、最初の火曜日に子供達と戸室スポーツ広場ヘ行ってきました。 芝生広場でサッカーやドッチボールで一緒に遊びました。 とは言え、4人なので2対2のドッチボールでした。 その後にマレットゴルフをしましたが、ゴルフはした事が無いので、みんな同じような低レベルの争いでした。 昼から半日遊んできましたが、次の日腕や背中、足など体のあちこちが痛かったのは言うまでもありません。 日頃の運動不足は何とかしないといけないとは思っていても、「いつするの?」って感じでなかなか実行出来ません。 トレハロース 最近はテレビなどでも紹介されるようになって、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 トレハロースの製造元の林原商事の「洋菓子へのトレハの利用」と言う講習会に参加してきました。 「トレハ」は林原商事のトレハロースの商品名です。 「トレハロース」とは色々な種類の糖がある中のひとつです。 「トレハロース」って片仮名の名前ですが、キノコや酵母、昆虫などに含まれているちゃんとした天然糖質で、怪しげな物ではありません。 かなり前にはキノコや酵母、昆虫などから抽出するしか方法がなく、とんでもない値段で食品などに使われる事がありませんでした。 林原商事がトレハロースを澱粉から作り出す事に成功して、菓子などの食品にも使われるようになりました。 トレハロースはブドウ糖が2つくっついた、二糖類です。 麦芽糖もブドウ糖が2つで出来ていますが両者の違いは、トレハロースは還元末端を持たなく強い結合なのに対し、麦芽糖は還元末端がありたんぱく質などと反応しやすい性質を持っています。 ちなみに皆さんよくご存知の砂糖も二糖類でブドウ糖と果糖が結合して出来ていて、しかし結合が弱く熱や酸で分解され還元末端が出現してたんぱく質などと反応しやすくなります。 お菓子の焼き色は砂糖のこの性質による物です。 皆さんは、お菓子にとっての糖の役割はご存知ですか。 まず最初には甘味ですね。 当たり前ですが、これはとっても大事です。お菓子はやっぱり甘くないと・・・。 次に食感の調整があります。 分かりやすい例ではクッキー場合、糖の割合によりサクサク感が変わったりします。 その他色々な役割をしていますが長くなるのでこの辺りにしておきます。 肝心のトレハについてですが、最も代表的と言えるのが甘味度が低いと言う事です。(砂糖の約45%の甘さです。) ラ・パレットでは以前から2種類だけメレンゲに入れる砂糖の一部を「トレハ」に置き換えています。 ある程度の糖がないと良い状態のメレンゲが出来ませんが、甘さを抑えたい時に使用します。 和菓子屋さんでは以前から、あんこの甘味を抑えるのにかなり使われています。 「甘さを抑えるだけなら砂糖を減らせばいいじゃん。」と思われるかも知れませんが、ケーキと違い常温で扱われる和菓子の場合、ある程度の糖分がないと保存性に問題が出てきます。 甘さ控えめのおまんじゅうはこうして出来ています。 ちなみに甘さ控えめヘルシーに思えますが、カロリーはちゃんと有りますのでお気をつけ下さい。(和菓子屋さんに怒られそう・・・。m(_ _)m) トレハロースはゆっくり吸収され血糖値の上昇、インスリンの分泌共に緩やかで健康には良いと言えるかも知れません。 今回の講習会では低甘味以外にも脂質の酸化やたんぱく質の変性、澱粉の老化腐敗などの抑制、保水効果、気泡の安定性などで、砂糖よりも優れた性質が紹介されていました。 ラ・パレットでは色々なお菓子で、砂糖の一部を「トレハ」に置き換えてより美味しいお菓子になるように実験中です。 「トレハ」はお菓子だけでなく料理に使っても色々な効果が期待出来るそうです。 興味のある方はネットでご覧下さい。 パンもご好評頂いております。 先月、ご紹介いたしましたパンですが結構ご好評を頂いており嬉しく思っております。 国産小麦でカリッともっちりした食感に焼き上がっています。 まだの方は是非お試し下さい。 8月の営業のお知らせ。 お盆には皆ご家族やご親類の方が集まる事が多いのではないでしょうか。 そんな時にはやっぱり「ラ・パレットのケーキ」で楽しい時間を過して頂きたいので、8月14日(火)は営業致します。 皆様ご来店、お待ち致しております。 8月20、21、22日は、誠に勝手ながら夏休みとさせて頂きます。 子供達とスタッフの為にお休みさせて頂きます、何卒ご了承頂けますよう、お願い致します。 スタッフ募集中です。 退職の補充の為、スタッフ募集中です。 現在スタッフ不足の為週末などもしかするとお客様に少々お待ち頂くなどご不便をお掛けする事があるかも知れませんが何卒ご容赦頂けますようお願い致します。 お知り合いの方等でパティシエ志望や現在他のお店でパティシエをしていてお店を変わりたい方などいらっしゃいましたら、ラ・パレットをご紹介頂けると幸いです。 経験の有無は問いませんが、以外と大変な仕事なのでそれなりの覚悟(?)がある方、お待ちしてます。 |
Vol.55 2007年7月 |
早いもので、今年も半分が終わてしまいました。 私なんかもうすぐクリスマスって気になってしまう、この頃です。 何を気が早いと思うかもしれませんが、ラ・パレットにはクリスマスケーキのオーナメントなどのカタログがもう既に届きはじめています。 年々早くなってきているような気がします。以前は8月頃だったような気が・・・。 ニュースを見ていて。 最近では大手の介護事業や英会話教室など、不正や詐欺まがいの勧誘などをしてまで、ビジネスを拡大して利益を出す事しか考えていないような企業が次々とニュースになっています。 ミート何とかに至ってはもう問題外としか言いようがありません。 そういう経営者たちは「企業とは、ビジネス、商売とは何か」と言う事を履き違えている様に思えてなりません。 そもそも商いの原点である物々交換の頃山の民と海の民が出会い、山の民が海の民に山の幸を「これ美味しいから食べてみんか。」で「ホント、美味しいわ。」とか言ったかどうかは知りませんが、相手の喜びとか満足とかがあって初めて商いが成り立つのではないでしょうか。 また仕事のやり甲斐は、お客様からの「ありがとう」の感謝の気持ちが一番だと思います。 職種によって多少違いはあると思いますが、人からの感謝の気持ちが「心の豊かさ」や「人生の満足感」になるのだと思います。 新製品のお知らせ 今回はじめて、紀州産のフレッシュな桃を軽くコンポートにして「桃のショートケーキ」を作ってみました。 せっかくのフレッシュな桃ですが、一旦熱を入れないとすぐに変色してしまうので、薄いシロップでコンポートします。 現在は紀州産の桃を使っていますが、桃の状態で産地は変わる事もあります。 「桃のショートケーキ」は期間限定商品となります。 期間は桃の入荷状況によりますので、私にも分かりませんのでご了承下さい。(^.^) 講習会 6月も洋菓子講習会に行ってきました。 講師はヴァローナジャポンやルコントなどでシェフパティシエの経験を持つローラン・ポワルヴェ氏でした。 フランス人の講習会は発想が斬新で面白いです。 今回の講習会ですごく驚いた事があります。 皆さんメレンゲはご存知ですよね。 お菓子作りをした事がある方はお分かりになると思いますが、卵白を泡立てる時は卵白を冷やしておくのが常識です。 本とかを見ても「計量した卵白を冷蔵庫で冷やしておいてから泡立てる。」と書いてあるはずです。 もちろん私もずっと、そうしてきました。 そのほうが、しっかりとしたきれいなメレンゲが出来るからです。 ローラン・ポワルヴェ氏は、なんと卵白を温めてから泡立てるのだからビックリです。 なぜ温めるのかと言うと、生地を合わせる過程で、バターを入れた時に冷たいと油脂が締まって(固まって)生地が死んでしまう(気泡が潰れて)からだそうです。 そう言われてみれば、確かに理にかなっています。 で、次の日に試してみました。 今までと違って混ぜていても生地がなめらかで気泡が潰れ難いようです。 ショコラのムースを作る時には、ショコラに含まれるカカオバターが固まらない温度で(生クリームになるべくダメージを与え無いよう、温度を上げすぎないように注意。)仕込んでいて、考えてみれば同じ理屈です。 メレンゲが立った時の状態が良くなるようにとしか考えていませんでしたが、生地全体で考えるとバターが固まらない温度の方が重要なのではないか思いました。 パンも焼いてます。 種類はクロワッサンなどデニッシュ生地の物とフランスパン系のパン、ピッツァだけで、数も少しですが、パンも焼きはじめました。 デニッシュ系のパンはヴィエノワズリーと言って、フランスではパティスリーで売られている事が一般的です。 ラ・パレットのデニッシュは折り込みに発酵バターを、塩はフランスの「ゲランドの海水塩 セル・ファン」を使ったリッチな美味しさです。 (材料屋さんが「最近ゲランドの塩よく使いますね。」で私が「パンに使っとるし。」と言うと「パン屋さんじゃ、そんな高級な塩使いませんよ。」そんな塩です。) フランスパンにも「ゲランドの海水塩」を使い、クルミとチーズのヴァリエーションも焼いています。 フランスパンは難しく、スチームの出るパン用のオーブンでない事もあり見た目は・・・、 ですが美味しさは問題ありません。 今の時期は少し余裕があるのでパンも焼けますが、忙しい時はオーブンの余裕がなくなるのでパンはお休み致します。 現在の所、いつまで続けるかは未定です。 (パンを焼くと朝、結構大変なので・・・。) 値上げ・・・。 しばらく前からいろいろな材料が値上りしてきています。 しかもいろんな原因が有ります。 1つ目は石油価格の高騰で、これが原因の物は沢山有ります。 代表的なところでは紙やプラスチックなどを使った包装資材などですね。 もう一つの原因はユーロ高。 ルイ・ヴィトンとか欧州車が高くなっているのと同じでヨーロッパ産の原材料は次々と値上げの話があります。 輸入原材料はかなりの種類を使っていますがそのほとんどがフランスやイタリアなどの物なのでアレもコレもって感じです。 値上げの話を聞いても「あ、そう。」と慣れっこになってしまうほどです。 もう一つはバイオ燃料です。 近年、トウモロコシなどを使ってバイオ燃料の生産が盛んになってきています。 その影響で穀物相場全体が高騰してきて、コーンスターチや小麦粉、砂糖が値上りしています。 もともと単価が低い材料なのでケーキ屋さんには影響が少ないですが、うどん屋さんやパン屋さんなど小麦粉を沢山使うような所では影響が大きくなってくると思います。 当然、家畜の飼料も高くなるので卵などにも影響してくるかも知れません。 石油の代換燃料も良い事だと思いますが、世界では満足な食料も得られない人たちが、大勢いるのにその食料を燃料にするのはどうなんだろうか。 今年はバターも品薄(需要期の年末には出荷制限も?)により値上りが予測されます。 牛乳の生産量は国により計画生産とか言う名目で生産調整されております。 昨年は余りぎみで、生産量が削減され、で今年は不足です。 生産量増やせば良いのですが、当然の事ながら相手が牛なので、すぐに増やしたり出来ません。 (減らす事は出来ますが。) 「何しとんねん。」とツッコミを入れたくなります。 |
Vol.54 2007年6月 |
おかげさまで、ラ・パレットは移転オープンから一年を迎えることが出来ました。 これも皆様のお陰と感謝致しております。 多くの方に私たちの創ったお菓子を食べて頂け、喜んでもらえることが何より幸せに思います。 ありがとうございます。 昨年の4月は自宅とお店の引越しとお店のオープンで大変だった事が思い出されます。 先日の「First Anniversary Fair」も大変ご好評を頂きましてありがとうございました。 初登場の期間限定販売「有機抹茶のシュークリーム」はお召し上がり頂けましたでしょうか。 わたし的には「結構良いんじゃない!」って感じだったのですが、皆さんはいかがでしたか? また機会があったら作りたいと思っています。 五月生れのお客様へ。 「ラ・パレット通信5月号」は 「First Anniversary Fair」で忙しく、時間がなくお休みさせて頂きました。 お誕生日プレゼントは一ヶ月遅れで大変申し訳ございませんが、ご来店の際にお送りした封筒をお持ち下さい。 ご来店を待ち致しております。 Doki Dokiてれびなどなど。 「Doki Doki てれび」はご覧頂けましたか。 私はテレビを見ようと思って2階へ行ったら「もう終わったよ。」と言われてしまい、後で録画した物を見ました。 番組の為にご用意した「Doki Doki いちごのロールケーキ」は大変ご好評を頂きました。 ありがとうございました。 番組では一日限定15個でしたが、あまりの反響で早くに「15個」無くなってしまいました。 その後のお客様にお断りするのが申し訳なく思い“こっそり”追加で用意させて頂いておりました。 皆様お召し上がり頂けましたでしょうか。 4月25日には北陸放送さんのラジオで「焼き立てシュー」が紹介されました。 生放送に電話でお話しさせて頂きました。 話している途中で「プープー・・・」電話が切れるハプニングが有り、ビックリです。 どうしようも無いので待っているとすぐに電話がかかってきて無事(?)終わりました。 その2、3日後には今度はFM石川さんから、ラ・パレット人気のケーキベスト3を番組で紹介したいと電話がありました。 放送の日は5月3日でちょうど「First Anniv ersary Fair」の最中で忙しいからどうしようかと思いましたが、近いので大丈夫だろうとお受けしました。 放送当日、気がつくとフェアのシュークリームの用意に追われ気がつくと行かないといけない時間になっていて、慌ててケーキを用意してFM石川のスタジオに向かいました。 放送中のCMや曲の間に簡単な打ち合わせをしてから、パーソナリティの藤重亜美さんがケーキを食べて二人で話をしながら紹介させて頂きました。 紹介したベスト3は3位ミニヨン(春の新作)2位焼き立てシュー、1位クレームブリュレでした。 スタジオでの生放送、緊張しました。(^_^;) 新製品のお知らせ 最初にご紹介するのは、久しぶりに和風のケーキです。 名前は「月あかり」。 このお菓子は色々な和素材の組み合わせで出来ています。 それぞれこだわりの素材で創りました。 黒糖の独特の風味を生かしたムースと加賀ぼう茶の香ばしい薫りのムースに有機抹茶のスポンジ、デコレーションは白玉と「京町、真田製あん」さんの小倉あん、「輪島、白藤酒造」さんの「本醸造 しぼりたて生」を使った生酒の薫り豊かなジュレで、池に映る月のイメージで仕上げました。 ケーキに白玉で、皆様に驚きをお届けしたいと、前々から白玉を使ったケーキを創りたいと思っていて、ようやく実現しました。 あっさりと優しい味わいで、これからの暑い季節にもおすすめです。 次は「フレシュール」。 こちらは紅茶のムースに柔らかなショコラのクリームを隠してあり、上にはグレープフルーツのルビーのフレッシュとジュレをあしらいました。 紅茶のムースにはフランス・ダマン社のダージリンとアッサムをブレンドして味と薫りのバランスをとっています。 ケーキの紅茶と言うとアールグレイが使われることが多いと思いませんか? これはアールグレイが香りが強く、手軽に紅茶らしいケーキが出来るためです。 ちなみにアールグレイは茶葉の種類ではなくいわゆるフレーバーティーの一種でベルガモットの香りを付けた紅茶です。 ラ・パレットでは本来の紅茶の味と香りを生かしたお菓子をお客様に食べて頂きたいとの思いで、あえてアールグレイではなくダージリンとアッサムを使いました。 十分に香りを出す為に、たっぷりの茶葉を贅沢に使っています。 紅茶とグレープフルーツのハーモニーとショコラの出会いをお楽しみ下さい。 (本当は中に隠した柔らかなショコラのクリームは「食べてビックリ!」ナイショにしておきたかったのですが書いていまいました・・・。) もう一つは、金沢倶楽部さんの依頼で 「Clubism」の夏のスイーツ企画の為に考えたお菓子です。 内容はここではまだ説明出来ないのが残念です。m(__)m 6月20日発売の「Clubism」を是非ご覧下さい。 とっても夏らしいスイーツに仕上がっています。お楽しみに。 ケーキの発売も6月20日からとなります。 昨年ご好評頂いておりました、「コーヒーとショコラのジュレ」も販売を開始いたしました。 こちらもよろしくお願い致します。 講習会 洋菓子講習会に行ってきました。 講師は手ごろな価格のお菓子(チーズケーキが代表的です。)が物凄く沢山売れている関東地方のお店のオーナーシェフです。 売れる商品を作り出す為に、色々考えて実行している方で、ビジネス的には参考になる話を聞かせて頂きました。 その一方で沢山のスタッフが働いているので常に同じような仕上がりになるようにとか、手ごろな価格で販売する為、作り方や材料に妥協しているように感じ、「それって、どうなんだろう?」と思ってしまいました。 いまの時代、いろんな材料が有り、それなりに美味しいお菓子が出来ますが・・・。 ラ・パレットのお客様が求めるものは、「本来のお菓子の美味しさ」だとあらためて思いました。 さらに美味しくなりました。 「河北潟牛乳と地鶏の卵のプリン」と「カボチャのなめらかプリン」、「クレーム・ブリュレ」の三種類が、さらに美味しくなりました。 で、何が変わったのか分かりますか? レシピは変わっていません。 材料でもありません。 正解は焼き方です。 今までは湯煎を張った天板に入れオーブンで焼いていました。 これは一般的な焼き方です。 どのように変えたのか? チョットしたことですが、残念ながら企業秘密なので「ラ・パレット通信」ではお教え出来ません。 ゴメンナサイ。m(__)m わずかな違いかもしれませんが、さらに美味しくなったことは確かです。 これからも少しでも美味しいお菓子を目指して進化したいと思います。 |
Vol.53 2007年4月 |
皆さん、先日の地震は大丈夫でしたか。能登方面のお客様の中には被害に遭われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 御見舞い申し上げます。 地震が起きた時は、ショーケースにケーキを揃えてからの午前の休憩中でした。事務所のイスに座っていると、 「えっ!なんか揺れている。地震?」 デスクの上部の棚には、天井まで本などが沢山あり、落ちてこないか見上げてみました。 頭の上に降ってきたら、かなり痛そうです。 大丈夫そうでしたが、揺れは続いていて厨房の吊棚とかの物が落ちないか心配になり見に行きましたが大丈夫。 2階の自宅も物が落ちたりとかは無かったようです。 ネットで気象庁の地震情報を見てみると、「震源は能登沖で震度6強」もしかして大変な事になっているんじゃ・・・。 もし金沢で大きな地震が起こったらと思うといつ何処で起きるか分からない地震、改めて怖いと思いました。 Doki Doki てれび 以前、武蔵の店舗の時にドキドキテレビに出して頂いた事がありました。 この時は突然の取材でしたが、今回は「DokiDoki てれび」10周年番組の為の限定ケーキを作って貰いたいと事前に依頼がありました。 もちろんお受けしましたが、「一週間後の取材までにケーキを考えないと」と思うと 「何しよ〜?」と悩む日が続くのでした。 最初は「あまおう」とか「ももいちご」みたいな高級な苺のタルト(とても高い苺なので普通はとても使えません。)なんか面白いかなと思いましたが、テレビの放送日以降には時期的にほぼ終わってしまうのでダメでした。 で、最終的には「Doki Doki いちごのロールケーキ」に決定しました。 「苺のロールケーキ。それって何処にでもありそうなケーキじゃない?」と言われそうな気もしましたが、こだわって作っているので一味も二味も違います。 スポンジには地養卵をはじめ、フランス産の薫りが豊かなはちみつ、フレッシュバター、河北潟の選別牛から作られる低温殺菌牛乳や天然バニラなど「こだわりの厳選素材」を使っています。 素材にこだわると、当然コストもかかりますが、美味しいお菓子をつくる為にこだわってしまうんです。 普通は砂糖だけだけの所をこのスポンジの場合は一部をフランス産はちみつに置き換えるだけでスポンジのコストが35%程上がってしまいます。 このスポンジは以前からある「ふわふわマロン」と同じものです。 今回、少し変わった物が良いかなと思いフリーズドライの苺の粉末を入れた生地でも作ってみましたが「ふわふわマロン」のスポンジの方が断然美味しかったです。 このスポンジ、究極のレシピかも・・・・。 生クリームは風味や口溶けを考慮してメーカー、原乳の産地、脂肪分の異なる2種類の生クリームをブレンドして、天然バニラとキルシュで風味を整えています。 その「究極のスポンジ」と「純生クリーム」で「愛知のとちおとめ」をまるごと巻き、上にも生クリームととちおとめで可愛くデコレーションしました。 肝心のDoki Doki てれびの放送は4月14日(土)のお昼12時からです。 是非ご覧下さい。 今回のDoki Doki てれびの為に創った「Doki Dokiいちごのロールケーキ」は放送の翌日15日から4月30日までの期間、数量限定で特別プライスにて販売致します。 お楽しみに!!! (特別プライスは番組にて発表!) ![]() 新製品のお知らせ 今回は苺を使った見た目も春らしいケーキを三品ご紹介致します。一品目は「いちごのプリン」です。 なめらかプリンと苺のムース、デコレーションには生クリームとフレッシュな苺を飾りいちごのソースで仕上げました。 桜の模様がとっても可愛い陶器のカップに入っています。(空いた容器は湯飲みにピッタリです。) 器が可愛いからか大人気ですが、器が無くなり次第終了になります。 器の残りが少なくなっていますので、お急ぎ下さい。 二品目は「パニエ」です。 フレッシュチーズの「フロマージュブラン」といちごのムースにピスタチオのスポンジの組み合わせです。 仕上げに、いちごとブルーベリー、ラズベリー、いちごのソースでデコレーションしました。 優しいチーズの風味といちごの薫りが美味しいハーモニーを奏でます。 三品目は「ミニヨン」です。 苺のムースの中にピスタチオのブリュレとサクサクのフィアンティーヌを入れました。 フィアンティーヌとは、薄くパリパリに焼いた生地を細かく砕いた物で、それをジャンデュージャ(ヘーゼルナッツのペーストにショコラを混ぜた物)とダークショコラをブレンドして混ぜ込んであります。 例えて言うとチョコフレークみたいな感じでそうする事によって、ケーキの中に入れた時もサクサクの食感を保つ事が出来ます。 爽やかな苺のムースをピスタチオのブリュレのコクと薫りが引き立てて、サクサクの食感がアクセントとなっています。 久しぶりに 2年ぶりに走りに行ってきました。 二年ほど前に福井港の近くにタカスサーキットが出来たのですが、当初は火曜日が休みで行けなかったのが、昨年の秋から無休になったので今回初めて行きました。 高速を使うと1時間半ほどで行け、近くて良いです。 天気予報では曇りになっていて、行く途中雨が降っている所もあり「ウェットだと嫌だな〜」と思いながら向かいました。 最初にコースライセンスを取得して車検を受けなくては行けません。 コースライセンスは私の場合、他のサーキットのライセンスを持っていたので、10分ほどローカルルールの説明を受けて、車検も牽引フックの確認と排気音量の測定くらいですぐに終わりました。 (近くに民家もある為排気音量100dB 以下でないと走行出来ません。ちなみに測定結果は93dB でしたが、後7dB、余裕なのかギリギリなのかは分かりません。) 路面はセミウエットで、いよいよ走行の準備と言う時に「バラバラバラ」なんとアラレが降ってきました。 (ちなみに4月3日に) すぐに溶けましたが路面はウェットに。コースインしてタイヤを暖めながらコースを覚えラインを考えます。 その日は他に走行車両は無く貸し切り状態です。 少しづつペースを上げて行きますが、久しぶりなのとコースがウェットなので結構怖いです。 ブレーキングポイントやライン取りを確認しながら徐々にタイムを詰めて(電光掲示板で確認出来ますが見ていると怖いです。)1回目のベストタイムは1分10秒678でウエットなので、こんなもんかな。 2回目のベストは1分6秒694、ドライのコースレコードが59秒台でウェットで7秒落なら良いのかな・・・。 |
Vol.52 2007年3月 |
早いもので今月はもう3月です。 3月からは、気象庁の暦では春になるようですが、今年は冬が来ないまま、春がやってきた感じです。 兵庫のケーキ屋さん 2月27日に定休日を利用して、兵庫県三田市のケーキ屋さん2軒と神戸市垂水区のお店1軒に行ってきました。 この3軒は、関西の繁盛店として業界ではかなり有名です。 今回は私たち夫婦と当店パティシエール(パティシエの女性形)2人の4人で、朝7時ラ・パレット駐車場に集合です。(私たちは玄関から出るだけですけど。) 高速に乗って一路、中国道三田ICを目指します。 最初に向かったのは、TVチャンピオンでもおなじみの「エス コヤマ」です。 インターを降りてからはナビの指示通りに車を走らせると、近年開発されたと思われる住宅街でそこへのアクセスは、線路に沿って真直ぐで立派な道路が整備されていました。 例えて言うなら、金沢の太陽ヶ丘を何十倍にも規模を大きくした感じで、戸建て住宅だけでなく少し離れた場所には大きなマンションやショッピングセンターもなどありました。 ナビの「目的地付近に到着しました。」の声で「エス コヤマ」発見! えっ、お店の入り口から行列が・・・。 とりあえず回り込んで車を駐車場へ。 道を挟んで向いの区画にはサロンや第二駐車場等もあります。 まさか行列になっているとは思っていませんでしたが、駐車場からガーデンを抜けとりあえず行列の最後尾に並ぶと、コックコートを着た体格の良いお兄さんがやって来て「こちらから、40分程度お待ち頂いております。」と。 出口から出てくるお客さんは皆大きな袋を下げていて、中には2つ持っているお客さんも みんな沢山買っているみたいと思いながら眺めていました。 ちなみに入口と出口は別です。 しばらく待ってようやく店内に入り、クロワッサンなどを(子供達の大好きなメロンパン2つは忘れずに。)選んで、焼菓子やギフト、ディスプレイなども見ながらも、ショーケースの前まではもう少しです。 「エス コヤマ」は「コヤマロール」と「コヤマプリン」が有名なお店ですが、ほとんどのお客さんが両方買っていたのでビックリしました。 もちろん私たちも買いましたけど。(^.^) 大きな袋の訳はここにあったようです。 パンとプリン、小物のケーキを少しとロールケーキ、焼菓子のギフトを買って出てきて時計を見ると1時間と5分かかっていました。 当初はお茶しながらケーキでもと思っていましたが諦めて次のお店へ。 次の「サント・アン」をナビで探すと距離は7km程ですが、途中信号はほとんどなく数分で到着しました。 途中でお昼ご飯にと思っていたのに・・・。 「サント・アン」の前まで着ましたが先にお昼ご飯にと、ナビで近くのうどん屋さん(軽く食べられるよう)を探していってみると、隣に小さなイタリアンのお店があり結局、パスタランチになりました。 サラダ、パン、パスタ、デザートかスープ、飲み物がセットで、デザートかスープは迷わずスープを選びました。(4人共!普通はデザートを選ぶ方が多いと思いますが、お見せの人は変わったお客さん?と思ったのかな。) すぐにケーキを食べないといけないので。 偶然入ったお店でしたが、思いがけず(お店の方ゴメンナサイ。)美味しかったです。 「サント・アン」はブリッティシュ・カントリー風の建物で温もりを感じるお店です。 お昼時だったせいか店内は静かで、(先のお店が凄すぎたせいもあり)ケーキを選んでティールームへ。 紅茶にはこだわっているようで、種類が沢山あります。 ハーブティ等もありメニューが豊富です。 私は三田の水に合わせたオリジナルブレンドと書いてあった「三田ブレンドティー」を注文しました。 紅茶は陶器のポットでサービスされ、美味しかったです。 ケーキは結構大きめで(値段もそれなりにはします。)味は優しい感じです。 私の頼んだクレーム・ブリュレはバニラビーンズは? ちょっと残念でした。 次は神戸市名谷の「リッチフィールド」を目指して1時間弱走りました。 お店について見ると、なんとお休みです。 不定休と書いてあったのですが、確認して置けば良かったとチョット後悔。 そのまま同じ名谷にある「レーブ・ドゥ・シェフ」へ向かいました。 大阪、神戸のの百貨店にもお店があり関西ではかなり有名です。 カフェもあり、妻に「食べていく?」と聞くと首を横に振っていました。 長時間クルマに乗っていたせいで、ひどくなったようです。 車に弱く、遠出をするとほぼひどくなってしまいます。 ケーキをいくつか買いました。 そういう訳で、少し早いようにも思いましたが、皆疲れているようなどで帰路につく事にしました。 名神から北陸自動車道に入ってしばらく走っていると、目の前の道路上に6〜70cmで5cm角位の物体が横たわっているではないですか。 路面が濡れていた事もありアクセルを緩めて そのまま通過すると、「ガツン!」と大きな音とショックがありました。 少しスピードを落としながらしばらく行くと同じように落下物を踏んでしまったのでしょう、路肩に5〜6台のクルマが止まっていました。 私は特に異常は感じなかったので、100k位で様子を見ながら次のパーキングエリアまで行き、クルマを見てみましたが特に異常は無いようでした。 しかし、もう少し大きな物体だったら、と思うと・・・。 次の日、買ってきたケーキを小さく切ってみんなで食べてみました。 関西に多い優しい味でした。 一日経っているので、少し味がぼやけているとは思いますが、わたし的にはコヤマさんのところのケーキが一番美味しく感じました。 ホワイトデー 3月14日はホワイトデーです。 焼菓子の詰合せや、生菓子では苺のデコレーションケーキやかわいい苺のタルトのホール(要予約)なんかもお薦めです。 男性の方はお忘れなく! 大変な事になります。 あるある 以前から思っていた事があります。 世の中健康ブームとか言われて、テレビでは健康番組が人気だったりして、アレが良いとかコレが良いとか言われていますが、偏った食品の摂取を薦めているようで違和感を感じてしまいます。 そこに最近の捏造事件! どうなってるんだろう?と思わざるを得ません。 また、いわゆる健康食品でも特定の成分を大量に摂取する事でかえって体に異常をきたす事もあるそうです。 ケーキと言うと「脂肪分や糖分が」と言われる方がいらっしゃいますが、天然素材で作られ、色々な栄養素を含んだ食品です。 (特定の病気の場合は控えた方が良い場合もございますが。) 私は本来の「食」と言うものをもっと大切にと思います。 |
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Vol.51 2007年2月 |
暖冬 今年の冬はエルニーニョ現象らしく暖冬のようです。 今年から「駐車場の除雪が大変そうだな〜」と思っていましたが、今のところ雪が積もらずに助かっています。 それにしても?月に雪が積もらないって、どうなっているのでしょう。 実は、かなり悩んだ末に、昨年の暮れに除雪機を買いました。 中古ですが結構、いい値段でした。 ホームセンターに並んでいるのを、「あった方がいいだろうな〜。」と思いながら見ていましたが、新品だと30万は超えてしまい、なかなか決心がつかないでいました。 ヤフーオークションで探してみました。 以外と沢山出品されていて、そんなに安くはありませんが新品に比べれば・・・。 (ヤフオクで探すと、無い物はないくらいに、何でもあります。以前はこの通信を三つ折りにする為に「紙折り機」を買いました。何処に売っているんだろうという代物ですが、ヤフオクなら検索するだけで見つけられます。) 結局、札幌の業者さんが出品していたホンダの除雪機を買いました。(かなりの台数を出品していました。) でも暖冬のお陰でせっかく買ったのに出番がありません。 除雪しないで済む方がいいですが、反面少し残念です。 来年でも良かったか? ヴァレンタインに 昨年「ラ・パレット通信」でご案内して、大変ご好評頂きました「エコラス・オランジュ」のご紹介です。 「エコラス・オランジュ」とはスティック状のオレンジピールをショコラでコーティングしたお菓子です。 ただそれだけですけど、クセになる美味しさです。 (実際、「これ探してたの。」と喜んで買って行かれるお客様が何人もいらっしゃいました。) オレンジピールは徐々にシロップの糖度を上げながら10日位かけて煮込んで作ります。 ラ・パレットでは今年、フランスのマロンロワイヤルと言う会社のオレンジピールを使っています。 このオレンジピールはスペイン産のオレンジから作られていて、とっても美味しいです。 日本に来ているオレンジとはかなり違うのではないでしょうか。 マロンロワイヤルと言う会社、名前からも分かるように、マロングラッセやマロンペーストなどマロン製品を作っている会社です。 なぜ? お分かりになりましたか。 それは原料が栗かオレンジの皮かの違いだけで何日もかけて少しづつ糖度を上げながら煮込んでいく、製法がほぼ同じだからです。 余談ですが、フランスは文化を大切にする国で、食品会社においても、本来の製法を守り、素材にこだわり、食の文化を大切に守っているところが多いように思います。 しかし難点は、価格が高いのです。 昨年は早くに売り切れてしまいましたので、今年はお客様からのリクエストもあり多めにご用意致しました。 オレンジピールの事ばかりでショコラを忘れていました。 ショコラはヴァローナの2種類のショコラをオレンジの薫りに合うようブレンドしてコーティング致しました。 この機会に皆さまにも美味しい幸せを感じて頂ければと思っております。 ワインやブランデーなどといっしょに楽しまれてもピッタリです。 エコラスオランジュ以外にもプラリネショコラの詰合せやアマンドショコラなど色々ご用意致しております。 箱やリボンもオリジナルで作ってみました。 自分で言うのもなんですが、結構いい感じに出来たと思っています。(一度ご覧下さい。) ヴァレンタインにはラ・パレットの美味しいショコラを! ヴァローナのショコラは、多くの方はケーキでは食べた事があっても、もとのショコラは味わった事が無いのではと思い、全種類ではありませんがおすすめの8種類を板チョコにしてみました。 お値段は高めですが、一度味わってみたい方は、お試し下さい。 洋菓子フェスタ 今年も2月8日から14日まで香林坊大和で開催される洋菓子フェスタに参加します。 県内21店のケーキが各店3種類と日替わりスイーツが9店分の72種類の(21×3+9)ケーキが勢揃いです。 ラ・パレットは8日シュークリーム、10日プリン、11日ロールケーキ13日モンブランの日替わりスイーツにも参加です。 洋菓子フェスタへ行かれる場合は8、10、11、13日がお薦めです。 (^.^) |
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お客様の声をお聞かせ下さい。
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お客様の喜びの声を聞くほど、私たちの仕事に情熱とやりがいを与えてくれるものはありません。耳が痛いお叱りのお言葉でも結構です。是非、あなた様の声をお聞かせ下さい。 はがきかファックス、E-Mailでお送り戴けると嬉しいです。今後のラ・パレット通信でもお客様のご意見を紹介させていただきたいと思います。 |
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